くらす広場(2022年9月事業変更)

広場の名称  くらす広場
広場の愛称  くらす広場
住所  東京都稲城市東長沼2-516-2(JR南武線稲城長沼駅高架下)
規模(面積)  約850㎡
サイズ  約30m×約28m
関連条例等  私有地(鉄道高架下)に任意で設けた広場であるため関連条例等はないが、鉄道の安全安定輸送確保のため、管理上のルールあり。
利用可能時間  おおむね毎日10時~17時。ただし、イベント開催時は、開放時間が異なる場合がある。お盆・年末年始はお休み。お休み期間は、「くらすクラス」のフェイスブックページに随時アップしています。info@kurasu-class.meからのお問い合わせも可能です。
WEBサイト  くらすクラス
立地特性  JR南武線稲城長沼駅から徒歩1分の高架下。稲城市観光発信拠点いなぎ発信基地ペアテラスに隣接する。ペアテラスの建物前には稲城市在住のメカニックデザイナー大河原邦男氏にちなみ、ガンダムとシャア専用ザクのモニュメントが設置されている。くらす広場には、このペアテラスとの境界柵等は設けず、一体的な空間として整備されている為、稲城市と連携してイベント等を行うことも可能である。また、区画整理事業の一環として駅前に公園、交通広場が今後整備される予定であり、これらもあわせた駅前エリアの賑わいづくりが可能となる立地である。稲城長沼駅は、高架化されたJR南武線矢野口駅-南多摩駅間の中心駅である。また、当駅と京王相模原線稲城駅をむすぶエリアは、稲城市により鉄道の利便性と商業・業務・文化・交流・居住機能が複合した稲城の文化・活力を育む中心地区である「中心地区(活力創造拠点)」として位置づけられている。
広場形状  高架下広場「くらすクラス」の運営拠点(「くらすクラス」概要については運営管理コンセプトに記載)の役割を担うとともに、広場内で、マルシェやイベントを行っている。広場の中央部分を囲うように白い穴のあいた鋼製の「フレーム」を配置している。白いレースのような美しいフレームは、広場のシンボル、目印となり、広場の求心性やにぎわい感を創出する。このフレームは、イベント時の休憩スペースやマルシェ等のブースのガイドとなる。また、今後整備される予定の駅前の交通広場や公園に面したフレームは、「みち」をイメージしており、広場の玄関として、駅前から人を導く回廊感を演出している。周辺との「つながり」を意識して景観に配慮した広場となっている。広場内には“エディブルガーデン”をコンセプトとした「くらすガーデン」という植栽エリアを設けている。このガーデンでは、くらすクラスの活動の一環として地域の皆さまが手入れをし、ゆずやオリーブ、ハーブ等を育てている。また、広場奥には、「くらすルーム」と呼ばれる「くらすクラス」の運営事務所が設けられている。プレハブであるが、広場のデザインと合わせる形で、「フレーム」を模した意匠囲いを施しているほか、内部の床を運営者と地域の方々がDIYで仕上げるなど参加型の空間づくりを行うことで、地域の方々にとっても愛着の持てる建物としている。
開業年月  2016年4月
敷地所有者  東日本旅客鉄道(株)八王子支社
広場所有者  東日本旅客鉄道(株)八王子支社
管理者  (一社)いなぎくらすクラス
所有者と管理者の契約形態  委託契約
運営者  (一社)いなぎくらすクラス
所有者と運営者の契約形態  委託契約
運営管理コンセプト 一般社団法人いなぎくらすクラスは、「くらすクラス」の企画、運営の一環としてくらす広場の運営管理を行っている。「くらすクラス」は、JR南武線矢野口駅―南多摩駅間を中心に、稲城市全体をフィールドとして、稲城ならではの資源をいかしたクラス(講座)を開催することにより、稲城の魅力を発信する、JR東日本が地域の皆様とともに南武線沿線を活性化するプロジェクトであり、同法人は、主に、稲城市域に在住のメンバーにより、「くらすクラス」を運営するために設立された。この「くらすクラス」の運営拠点である「くらす広場」では、クラス(講座)のほか、同法人が企画運営する、「くらす市」(マルシェ)や各種イベント(ダンスベントや音楽イベント等)が開催されている。「こどももおとなもまざって遊び、学び、表現する」という「くらすクラス」のコンセプトに基づき、稲城市内外の多世代、多様な人たちが交流できる「居場所」をつくりたいと考え、運営している。

【くらす広場の日常】くらす広場開放時は、テーブルやイスを配置。また、人工芝を敷いて、その上に絵本やおもちゃなどを用意している。イスに座って読書をする方、仕事をする方、打ち合わせや談笑をする方がいたり、人工芝では、おもちゃで遊ぶお子さま、絵本を読む親子、お母さま同士でお話ししたり、様々な利用のしかたが見受けられる。また、頻繁に利用する方の中には、テーブルやイスの片付けに協力して下さる方が自然発生し、それをきっかけに「くらすクラス」の運営に関わる方もいて、新たなコミュニティが創出される場である。

【くらす広場でのイベント】くらす広場では、2ヶ月に1度程度「くらす市」というマルシェが開催される。「くらす市」は「まちにこんなお店があったらいいな。こんな風景があったらいいな。」をコンセプトに、稲城市内外の出店者や団体と連携している。飲食・物販だけでなく、稲城市在住のアーティストによるキャンドルづくりのワークショップや出張写真館、絵本のよみきかせ等も同時に開催し、長時間滞在できる場づくりを実現している。また、「フレーム」をガイドとして活用し、全店舗共通の什器を使用(くらすクラスで管理している什器を無料で貸出)。「くらす市」のブランドイメージづくりに力を入れている。くらす市」のほか、子育てをしながら生き生きと働く親のための座談会「輝くママ応援プロジェクト」、気軽な多世代交流の場として誕生した一品持ち寄り夕食会「持ちつ持たれつ食堂」などが定期開催され、人々が出会い、新たな発想やイベントが生まれるきっかけとなっている。また、2017年12月より「まちライブラリー」を広場に設け、これまで開催していた本関係のイベントや、子育て世代の集いの場と絡み合いながら、くらすクラスの活動に広がりが生まれている。

運営管理に関する関連企業・団体等  (株)エナジーラボ
JR南武線連続立体交差事業により創出された高架下スペースの有効活用と南武線沿線の魅力向上に関するコンセプトメイキング及びその為の施策検討をJR東日本より受託し、同社が「くらすクラス」のもととなる「稲城カントリー大学(仮称)構想」の発案および開校後のサポートに携わる。
設計者  (株)ジェイアール東日本建築設計事務所、RaasDesign、ITA
施工者  ー
敷地の法規的位置付け  私有地

(鉄道高架下)東京都が事業主体のJR南武線連続立体交差事業により生み出された高架下スペースを活用した広場である。

計画整備時に活用した制度等  なし
その他参考情報  くらすクラスの運営拠点「くらす広場」が「第3回まちなか広場賞」奨励賞を受賞しました
所在地(市町村)の人口  稲城市 89,482人(2017年5月1日現在)
最寄り駅名  JR南武線稲城長沼駅
最寄り駅乗降客数  約7,431人/日(2017年、降車客含まず)
最寄り駅からの 距離(km)  約0.05km(最寄り駅から徒歩1分)

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